今日はオフ。家中を掃除して、猿田彦珈琲の恵比寿ブレンドを飲みながら、昔買ったCDを引っ張り出してBGMにしていました。そうしたら、普段あまり開けない棚の奥から、畠山美由紀さんのこのCDが出てきて、お、お、なつかしーい。思わずしばらく聞き入ってしまいました。
忘れもしない、東北大震災の年にリリースされたCD。たまたま会社帰りに立ち寄ったTSUTAYAで視聴して、お店だというのに半分泣き顔になって、全曲視聴した挙句持ち帰ったという、思い出のCDだったのでした。いい年した女が泣きそうになってるんだから、罪なCDです。 畠山さんは気仙沼の出身。気仙沼には行ったことがあり、また私の両親が福島出身で、自分も福島に住んでいたことがあるので、やはりあの震災はショックでした。日本人は誰もが心に痛みを負った日 - それが3.11だと思います。そして東北人はなんというのか不器用で、黙々と耐える傾向がある人たちなのですよね。。。派手さとは無縁の人たちです。 このCDは、故郷、鎮魂をテーマとし、オリジナルとカバーを絶妙に織り交ぜながら仕上げられています。特に、故郷・気仙沼の自然とそこに住む人への思いを込めた朗読「わが美しき故郷よ」と、そこから同名の歌が続いていくところは、このアルバムの白眉かなと思う。今日も同じところで何度も泣いてしまいました。。そしてOver the rainbow、浜辺の歌、ふるさとといった誰もが知る名曲が続き、日本人の琴線にビンビンふれまくりです。 私が子供の頃、浜辺の歌は教科書に載っていた曲でした。今もこの曲は教科書に載っているんでしょうか?こういう曲は古びさせず、次世代にも残していきたいな、と、柄にもなく思った今日の一コマでした。 #
by freebird0128
| 2018-02-26 16:23
| ライフスタイル
まだちょっと寒さが身に沁みる日曜日。初めて山種美術館に出向いてみました。恵比寿近辺で何かゆっくりできるところないかなと調べたら、ちょうど今日まで横山大観の企画展だったんです。
恵比寿には結構行くのに、恵比寿にあるなんて全く知らなかった美術館。調べてみたら、1966年、山種証券の創業者である山崎種二のコレクションを元に日本橋兜町にて開館。その後、1998年に千代田区に移り、2009年から現在の広尾に移転とのこと。不勉強なもので、存在を全く知りませんでした〜 今回は横山大観生誕150周年を記念して、山種美術館が所蔵する横山大観の作品を一挙に全作品公開するというもので、今日が会期のラスト。 そうしたら、この内容がとても良かったんです。日本画は全く詳しくないのですが、とても美しい絵の数々でした。中でも惹かれた絵は「作右衛門の家」という屛風画です。絹の裏側から金箔を貼るという「裏箔」の技法が使われているとのことでしたが、黄金色のバックにこの緑がとても映えて、なんとも美しい。。。(すぐ感激する) また「竹」というモノクロの作品も美しかったです。墨色の濃淡で竹の葉を重ねるように描いていて、その重なり具合がまた美しい。あと、ちょっと息を飲んだのは「月出皎兮」という絵。絵の上の方に輝く満月が描かれているんですが、この満月は銀泥を使って描かれていて、角度によって光り方が変わるんです。そして下のほうには白く小さな鳥が書かれている・・・満月の光が神秘的に山を照らす様子がうまく表現されていて、思わず見入ってしまいました。 他の作家の作品もよかったです。 例えば東山魁夷の「年暮る」。有名で誰もがどこかで目にしたことある絵だと思いますが、やはり名画と言われているだけありますね。京都の大晦日、雪が深々と降り積もり、そんな中に屋根が連なりあっている構図の絵なのですが、その下には普通の人々が家族でお正月を祝っているところが目に浮かびます。日本的な情緒に溢れた美しい作品で、しばらくその前で佇んでしまいました。 次の企画展は桜がテーマとのこと。これも見にいきたいと思います。 山種美術館、いいですね!東京には、まだまだ知らないことが沢山ある!
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by freebird0128
| 2018-02-25 20:27
| アート
今日は何年か前に奮発して買ったコントラフォンを飲むことにしました。何の料理を合わせるか悩んだのですが、年末にたまたまみたテレビで、有元葉子さんがローストポークを紹介していて、それがあまりにも美味しそうで気になったのでローストポークを作ることにしました。この番組で見たローストポーク、あまりに美味しそうで、家族がずっと小出しに食べたいとアピールしていたものでした。いや、本当に美味しそうで12月から気になっていたのよ・・
有元葉子さんのローストポークのレシピでは、豚の肩ロースの塊肉を1kg使用。これにニンニクやローズマリー、塩、オリーブオイルなどを塗り込み、低温のオーブンで3時間ほど焼くとお箸で捌けるほどトロトロのお肉ができるということ。これは時間はかかるけれど、ほったらかし料理なので、次回友達が家に来た時に使えるといいなあ、と邪な気持ちも半分。なんてったって試作は大切です! 作って味見した感想ですが(笑)ローストポークは本当にほろっと崩れる柔らかさで、手間もかからないし、これはまさにパーティ向きでした!こういうレシピは便利ですね、持ちネタが増えました。 ただ、豚肉は思いのほか脂が残るため、口をさっぱりさせるため付け合せにサラダを添えてあげた方がいいかも。そしてワサビ醤油やマスタード、柚子胡椒などの脇役を添えてあげると、よりさっぱりして、飽きずに食べられると思います。 有元さんはテレビで、大きな木の長皿にお肉を置いて、切り分けていたのですが、私は似たようなサイズのを持っていなかったので、村上圭一さんの木のボウルにお肉をドカンと入れて、トングで取り分けるスタイルにしました。そして銘々皿には、今日新しく届いたばかりの富井貴志さんの白漆リム皿を試してみることに。木とは思えない見た目、かっこいいです。 さて、肝心のコントラフォンはというと、さすが美味しかったです。濃厚な洋ナシのような果実味、そして樽使いがなんとも言えず上品。ナッティで、ちょっとバターっぽさもあります。美味しくて楽しい夜となりました。 #
by freebird0128
| 2018-02-24 21:16
| 食
今年の冬とても重宝したのが湯たんぽです!
3年ほど前でしょうか、ベッドに入った時のシーツの冷たさが苦痛で、そんな時に見かけたのがこのドイツWALL社製の湯たんぽでした。銅で出来た、いかにもドイツの職人さんが作ったっぽい風情、モコモコのカバーの可愛らしさに惹かれて購入しました。 帰宅したらとりあえずお湯を沸かすのですが、お湯が準備できたら湯たんぽに詰めてベッドに放り込んでしまうのです。そして一日家を空けて冷たくなっている寝室に暖房を入れます。そうすると夕ご飯を食べ終わり、自室でくつろぐ時はあったかくなっているというわけです。湯たんぽ生活、もっと早く取り入れればよかったです!
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by freebird0128
| 2018-02-24 08:03
| ライフスタイル
代々木上原は、詳しくないけれど好きな街です。住宅街らしい落ち着きと、テーマを絞り込んだユニークなお店が絶えず生まれているところがとても魅力的。こだわりのお店が多いですよね。一時、代々木上原の会と称して、何人かと代々木上原で飲むのを楽しみにしていたこともありましたが、最近は開拓しておらず、贔屓の店に時々ふらりと出かけています。
昨日は代々木上原のConcertoに立ち寄りました。色々なシチュエーションでこのお店を使っていますが、いつもカウンターに一人で来ていらっしゃる方がいたので、機会があったら私もやってみたかったんです。 http://uehara-concerto.jp ワインは品種で選び、ピノグリージョを。これ、アメリカにいるときハマった品種なんです。なんて美味しいのだろうと。あまり飲む機会がないため久しぶりに飲んでみたのですが、このアントヌッティという生産者のワインは、お花やフルーツの香りがしながらも、複雑な余韻もありエレガント。ワインバーで美味しい銘柄を発見しては、家でネット購入するのが密かな楽しみなのですが、これ買ってしまうと思います。 メニューがいつも美味しそうで悩むのですが、タコと蕗のフリット、トマトソースというのが真っ先に目に入り、蕗か、春だなあと心に刺さり1品はこれで決まり。でもせっかく来たからもう1品お願いしたいな、と、お姉さんおすすめの鮮魚のカルパッチョにしました。お魚、鰆だったのですが、皮目に火入れして燻し、ふっくら仕上げたお魚に、柑橘やセロリ、茗荷が添えられていて、とても美味しいカルパッチョでした。ワインともすごく合っていて、これ家で再現したいなぁ・・ #
by freebird0128
| 2018-02-24 07:46
| 食
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